ゴールドジムトレーナーの加藤直之です。
皆様はボディコンテストに出場する、というとどのような印象をお持ちでしょうか?
「ムキムキでストイックな人が出るのでしょ、私もしっかりトレーニングしているけどそこまではちょっと…」などと思われている方が多くいらっしゃると思います。
私もボディビルダーとしてコンテストに出場していますが、初めて出場した16年前はカテゴリーも少なく、そのような状況は否めませんでした。
しかし、最近ではそんなことはありません。
ボディコンテストは年々増加傾向にあります。ボディコンテストの団体も当時とは比べ物にならないくらい存在します。
また、カテゴリー数も増え、筋肉の大きさを競うボディビルから、ビーチで映える体が理想とされるフィジーク、年齢別で競うもの、初心者だけで競うものなど、多種多様となっています。
ですから自身の理想とする身体に近いカテゴリーやレベルを選び出場することが可能となっています。
トレーニングでボディメイクを行っているのであれば、成果の発表の場としてチャレンジされることをお勧めいたします。
①出るコンテストを決める
まずは自分がどの大会のどの競技、部門に出場したいのか各団体のホームページ等を確認して決めましょう。ボディコンテスト出場経験のあるトレーナーに相談し、現状の体の状況からみて、余裕をもって準備できる時期のコンテストを選びます。団体によっては選手登録が必要なものもありますので、出ると決めたら早めに相談していただくことをお勧めいたします。よく「あともう1年トレーニングをしたら出場する!」という話を聞きますが、そう思っているのであれば今年中に出てみたほうが絶対良いです。思い立ったらまずは出場してみることをお勧めいたします。
②減量について
・計画を立てる
コンテストの日程が決まったらそれに向けて計画的に減量を行なっていきます。月2キロぐらいですと、筋肉量を落とさず、また、無理なく体脂肪を落としていくことが可能です。コンテストの3週前にはステージにたてる状態にできるよう、逆算して計画を立てましょう。仕上がりの目安は見た目と体重で判断していきます。カテゴリーごとに目指す仕上がりは変わってきますので、出場経験のあるトレーナーや出場経験者に相談しながら進めていくほうが良いでしょう。
・段階的に進めましょう
体脂肪をおとすためには食事の管理、有酸素運動が大切になってきます。ただし、減量をスタートした時点で全てをやってしまうと、身体への負担も大きいですし、停滞してしまった時に打つ手がなくなってしまいます。
食事に関しては嗜好品をやめること、余計な脂質をカットすることからスタートし、カロリー量を落としすぎないよう段階的に行っていきましょう。上手にサプリメントを活用しながら必要な栄養素がしっかりとれるように行います。食事管理だけでは仕上がらない場合は有酸素運動も必要になってきます。一回あたり30分を目安に、計画的に行っていきます。
③タンニングについて
コンテストの3カ月前からスタートしましょう。
コンテストの舞台はライティングが非常に強いです。タンニングをしない状態ですと、舞台に上がるとハレーションをおこし筋肉の陰影が見えにくくなります。大会によってはボディカラーリングができるものもあったりしますので、参加要項をしっかり確認しておきましょう。
ボディカラーリングができる場合でも、ある程度の下地はつくっておくことをお勧めします。
④ポージング練習について
早い段階から定期的に練習を行っていきましょう。ボディコンテストはポージングにより、身体をいかに良く見せるかで順位が入れ替わります。せっかく仕上がった体でもポージングがしっかりと行えていなければもったいないです。自身がでる競技のポージングの分かるトレーナーに客観的にみてもらいながら、ポージングの練習を行ってください。
以上となりますが、いかがでしたでしょうか。
コンテスト出場に向けてのおおまかな準備についてイメージができ、出場してみたいと思っていただけたなら大変嬉しく思います。
ボディコンテストに参加することにより、より高いモチベーションでトレーニングを行う事ができます。
是非、自分自身のチャレンジとしてボディコンテストに参加してみてください。
作成[2021年03月15日] :加藤 直之(ゴールドジムトレーナー)
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